鷹獅子の塒

『鷹獅子の塒』(ようじしのねぐら)は、有響シロが店主を務める骨董屋(アンティークショップ)である。

骨董屋ではあるが、アンティーク品以外にも、和洋中問わず、静物動物問わず、珍しいものを多く扱っている。

【マリィ(Marie)】


アンティークのビスクドール。

勝手に動くため呪いの人形とされている(じっとしてるのが嫌いなだけ)。

 

人形遊びをしてくれる女の子のところに貰われたいと望んでいるが、骨董屋にあまり幼い子が来ず、呪いの人形を子供に与える親もいないため、長いこと有響の骨董屋にいる。

 

有響のことを「お兄様」と呼んでいる。 

 

36cm程度。

普通の女性サイズになることも出来るが、付喪神的な存在なので人間には見えない。

 

有響「マリィさんは美しいですね」

マリィ「お兄様は酷い方でございますわ」

有響「なぜですか?」

マリィ「分かってるくせに、そんなことをお聞きなさるのね」

有響「ごめんなさい。でも、本当に美しいですよ」

 

マリィ「本当にわたくしを求める主が現れると思っておられるの?」

有響「えぇ、僕が見つけてみせますから」

マリィ「見つかったら、お兄様とはお別れで御座いますわね。寂しくは、御座いませんのかしら」

有響「寂しくないわけ、ないでしょう」

マリィ「そう。優しくて、可哀想なお兄様」

 

【ネクロバニー(Necrobunny)】


闇市の路地によく転がっている死体は感染症などの原因となるため、

死体処理用に作られたのが、死肉食のキメラ『ネクロファジー・キメラ』。

 

その中一種『ネクロファジー・バニー(屍肉食のうさぎちゃん)』→『ネクロバニー』は

愛玩種である。美しい人間の姿をしており、それらが人肉を貪るのを見世物としたり、

凶暴なネクロバニーを(性的に)愛玩する。

 

・基本的には屍肉食であるが、生きた人間も襲うほど人肉好き。凶暴。

・愛玩用であるため、性的快楽には弱い。

 

・多少の言葉は喋ることが出来るが、教育されていないため読み書きも出来ず、

 知能も低い場合が多い。

 

・味覚はなく、人肉を食べることで脳内麻薬が分泌し快楽を感じる。

・人肉以外も肉であれば食べるが、それ以外の食事は摂らない。

 

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名前:無い(ネクロとかバニーとか呼ばれる)

出身:どこかの闇市

種族:ネクロバニー

性別:男

年齢:不明(見た目は18くらい?)

身長:168cm

体格:普通~細身

頭脳:悪い

誕生日:?

一人称:バニ(バニーとよく呼ばれていたので自分のことをバニと言う)

好き:人肉・気持ちいの・お絵かき・花

嫌い:空腹

性格:動物的

夢:お花畑を見に行く

 

髪色:ストロベリーブロンド

目色:水色

口:ギザ歯・犬歯

 

・元いた店で檻から逃げ出し店の者を襲った、

 後に捕まりオークションに出されたところを有響に買われた。

 『鷹獅子の塒』倉庫の奥の方にある部屋にいる(出入り口は頑丈な二重扉になっている)。

 

・空腹時は話を聞かない、満腹時は話が可能(人間相手の場合はむずかしい)。

 有響も度々噛まれている(有響は人外なので問題ない)。

 

・服が嫌いですぐ脱いだり裂いたりしてしまう。

 

・絵を描くのは好き(床に血で)。

 描いた絵が掃除するときに消えてしょんぼりするので、有響が絵の写真撮って飾ってあげている。

 最初は死体や人間ばかり描いていたが、最近は有響や、図鑑で見た動植物をよく描いている。

・写真集や図鑑は好き。特に植物が好きなようなので、檻に有響が花を飾っている。

 

・有響は人肉ではなく牛た豚などの肉を与えている。

 

・口枷や手枷の痕が残っている。

 

・言葉を理解はするが、話すのは苦手。

 

・「好き」や「良い」を、「おいしい」「気持ちいい」と表現する。

ネクロ「これ?」

有響「それは花ですね」

ネクロ「はな。おいしい?」

有響「食用の花もありますが、あまり美味しくはないと思いますよ」

ネクロ「おいしくない。……はな、気持ちいい」

有響「綺麗ですか?」

ネクロ「ん。気持ちいい」

 

・すぐ食べたがる。

有響「お腹いっぱいになりましたか」

ネクロ「ん。絵、かいた」

有響「何を描いたんですか?」

ネクロ「にんげん。おいしそう……食べる、牛、いや」

有響「人肉はそうそう手に入らないんですよ」

ネクロ「にんげんおいしい。うきょう、おいし?」

有響「僕が人間じゃないの知っているでしょう?」

【アイアンメイデン】

呼び名は『アイゼルネさん』。鉄の処女がドイツ語でアイゼルネ・ユングフラウ(Eiserne Jungfrau)。

19世紀にドイツで作られた。

鉄と木で出来ており、内部に複数の針がある。

レプリカであり処刑に使用されたことはない。(現存するアイアンメイデンは全て模造品)

「一度でいいから誰かに入ってほしい」との頼みで有響が入ったが、それ以降幾度と無く引きずり込んでいる。

 

現在の望みは【人間に入ってもらうこと】。

「シロは可愛げがないわ。処刑の瞬間と言うのは、もう少し泣き叫ぶものだと思うのだけれど、シロったら少しも声をあげないんだもの」

「博物館に飾られて怖がられるだけでは割に合わないわ」

【ギロチン】

呼び名:『ルイゾンさん』

見た目:長身の男性

一人称:私

願い:『自分が使われない、過去の遺産となること』

「私はもう引退した身だ。博物館に行くのもいいだろうが、来てくれた子供たちを怖がらせたくはないからね」

 

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